失い続ける世界。
 時が経つのは早いもので、16歳だった私も、もうすぐ20歳になろうとしています。



 そうです、今年の2月で20歳です。かつて、あなたにもそういう時期があったように・・・・・・


そして、4年という歳月は確実に私に変化をもたらしました。

何だかアンバランスだった心の体は、今ではしっくりと噛み合って私を満足させてくれているし、

私という哀しい入れ物を形作る、ひとつひとつを見てみても、以前とはまるで別人の様なのです。



 だから、もし、あなたがあの時ではなく、今、私と出逢っていたなら・・・・・・!




ごめんなさい。

止めましょう。



どうして私の体の話になんかなったんだろう?  
キリンやうめぼしの話でもすればよかったのに。
            


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