◆ツンデレ姫◆はお好き?
「今日って、何時に帰れるんですかね?」
携帯をパカッと開き、時計を見ながら聞いて来た。
『今何時?』
「ちょうど6時です。」
ん~、6時か…。
『あと~…2時間くらい、かな?』
「8時…か…。」
はぁ…。とため息を吐く南君。
『楽しくない?』
「あ、いや…そんなんじゃなくて…いや、それもあるんですけど…。」
と、目を泳がせて言う。
結構、正直に言うんだね…。
『用事?』
と、あたしが聞くとコクリと頷いた。