◆ツンデレ姫◆はお好き?
「屋上かぁ~♪俺もサボろ~。」
ほら、ね。
『ゆっくりしたいから、雫君来ないで。』
歩きながら言う。
「…先輩、怒ってるの?」
『別に。』
沈黙が続く。
けど、ずっと後ろを付いてくる雫君。
屋上の扉を開け、チラッと雫君を見ると、目が合ってしまった。
すっごく悲しそうな顔…。
「俺に怒ってるんですか…?」
『…違う。』
「俺、怒られることしましたか…?」
『…知らない。』
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