チョコ~大切な人~【短編】


今…、ホントにおもしろくない。

いや、原因は分かってる。

分かってるけど…。




美鈴はヘラヘラしながら女子たちからチョコレートをもらう淳をキッと睨んだ。




そんな美鈴に気付きもしないで淳は女の子達からチョコレートを貰い続ける。




「淳のバカ。」




淳と付き合いだしてそろそろ9ヶ月になる。

その間に私は淳クンと読んでいたのを淳って呼ぶようになった。




で、話を戻すと今日は私が淳の彼女になって初めてのバレンタインデー。


喜んでもらいたくて二週間前からずっとお母さんにトリュフの作り方を教えてもらった…。


なのに…、なのに!!
なんなのよ…。


学校に着いた途端に女の子に声掛けられまくってチョコ貰ってヘラヘラしてさ!!


てかおかしくない!?

普段全然モテない淳がなんで今日だけこんなモテモテなの!?


お陰で私が渡すチャンス全然ないじゃん…。

こんなコトなら恥ずかしがってないで朝に渡せばよかった…。


私のバカぁ~。
や、違う!!


もしこのまま今日中に私が渡せんなんてコトなったらヘラヘラしてる淳のせいなんだから!!

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