憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
そのまま校門を出たココはこれからどうしようかと考えをめぐらせた
勝手に帰ったら、レン兄に絶対怒られるよね・・
それに、ママしか眼中にないパパだけど、でも学校サボッてこんな時間に家に帰ったらきっと怒られる・・
そう考えたココが向かったのは開店前のAQUAだった
裏のドアのロックを解除して入る店内は椅子がテーブルの上に上がっていて、電気のついた水槽だけが存在感を示していた
アリもジェイソンもいない・・・
ココはソファに倒れるように座り、フーッと息を吐き、頭をソファの背もたれに置き、天井をボーっと仰ぎ見る
そして、スーッと目を閉じたのだった
人の気配を感じ、ココが目を開けると、カウンターの中には見慣れた背中が見えた
体を起こすと、バサッと落ちるタオルケット
ソレを拾い、カウンターへ歩いていく
「お? 起きたのか?」
カウンターの中にいたガクが振り返り、ココに笑みを見せた
「うん・・ 私寝てたんだ・・・」
ガクに微笑みながらココはイスに座った
「お~ 良く寝てたぞ~ 寝顔って成長しても変わんねぇんだなぁ・・」
とガク
「は? なにその親父発言・・ 」
「親父って・・・ まぁ、そんな年か・・」
とガクは良く冷えたミネラルウォーターをココに差し出した
勝手に帰ったら、レン兄に絶対怒られるよね・・
それに、ママしか眼中にないパパだけど、でも学校サボッてこんな時間に家に帰ったらきっと怒られる・・
そう考えたココが向かったのは開店前のAQUAだった
裏のドアのロックを解除して入る店内は椅子がテーブルの上に上がっていて、電気のついた水槽だけが存在感を示していた
アリもジェイソンもいない・・・
ココはソファに倒れるように座り、フーッと息を吐き、頭をソファの背もたれに置き、天井をボーっと仰ぎ見る
そして、スーッと目を閉じたのだった
人の気配を感じ、ココが目を開けると、カウンターの中には見慣れた背中が見えた
体を起こすと、バサッと落ちるタオルケット
ソレを拾い、カウンターへ歩いていく
「お? 起きたのか?」
カウンターの中にいたガクが振り返り、ココに笑みを見せた
「うん・・ 私寝てたんだ・・・」
ガクに微笑みながらココはイスに座った
「お~ 良く寝てたぞ~ 寝顔って成長しても変わんねぇんだなぁ・・」
とガク
「は? なにその親父発言・・ 」
「親父って・・・ まぁ、そんな年か・・」
とガクは良く冷えたミネラルウォーターをココに差し出した