妹彼女
~ⅩⅥ~ 空海
「いいのか……?」


『え?』


この娘は空じゃない、でも、でも今はこの娘は空だ。


「これからも…俺の妹…双子の妹…、空としていてくれるのか…?そして…これから…、俺の大切な彼女として、いてくれないか?」


空であるなら、俺はこの娘を妹としていつまでも大切にする


空でなくても、俺はこの娘を彼女としていつまでも大切にする


「俺は君を空としても、そして空海としても受け入れる。それでもいいなら…、俺の…風羽 海の大切な人としていてくれ…」


『……うん!これからもよろしくね!兄貴!……ありがとう…』


起き上がった俺は空海の体を抱き寄せ、永遠を確かめ合うキスをした。








空と海







どちらが相手を青く輝かせるかは今の俺には分からない







けど、







それなら……







二人でともに







青く





いつまでも青く







染め合えばいい








両者が揃って初めて








二人が住む世界も







輝くのだから…



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