【短】空っぽの少年
「…鼻血?」
「はい…
今朝"いっぱい出した"って言ってから真穂子さん様子おかしかったっすよね?
もしかして昨日のこと覚えてないんすか?」
コクンと頷く。
綺麗に整った眉が一瞬歪んだ。
「……呆れました。
まぁ、あれだけ飲んで騒げば…
昨日、真穂子さんはビール缶を5缶開けて、浴びるように飲んでたんすよ?
そして、俺にまで勧め始めて…
しょうがないから一杯だけ飲んだら、更に"飲め飲め"ってコールまで掛けてきて…
俺、逆上せて鼻血出したんです。
本当に覚えてないんすか?」
「…あ、後処理ってのは?」
「それからすぐ真穂子さんソファで寝始めて…
後片付けとか、全部俺一人でしたんです。」
レオはちょっと不満そうに顔を膨らませる。
紛らわしいことを…
でも…まだ一番肝心なのが…