胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~

「マジかよ!平日に来るかぁ?不審者だと思われるぞぉ!」


先生は、上半身裸で俺の訪問に気付き、笑顔で俺の肩を叩く。


直に見せてやりてぇな。

この筋肉質な先生の体…


あ…そりゃ見てるか。

エッチしてるんだもんな。



だけど、学校で見る何気ないこんな裸は、きっと見たことないだろう。


俺、先生に会うといつも先生に見とれたり、研究したり……やばくねぇ?


だけど、身近に憧れの男がいるってありがたい。

追い付きたいと思うことで、俺も少しは向上できるんじゃないかな。


「携帯を池に投げたたっくん、ど〜したの?」


直と先生の繋がりすげぇな。


昨日の出来事を、もう知ってるなんて…


「先生ならどうした?」


俺は先生の腹筋に嫉妬しつつ、聞いてみた。


「俺、不安にさせないもん。」


先生は、服を着ながらニヤリと笑った。


「………な〜んて、嘘。きっと直は不安だらけだよ。」


意外な先生の発言と、悲しそうな目に、俺は言葉を失った。
< 285 / 498 >

この作品をシェア

pagetop