胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~



黙って家まで送ってもらった後、少しだけ公園で話した。




やはり私の思った通り…例の女の子だった。





たっくんは成長したね。

全部ちゃんと話してくれる。



聞きたくないようなセリフまで…

私の夜を長くするそんな言葉まで…





だけど、それがたっくんの誠意。


たっくんなりの反省なんだ。



千恵理というその少女は、まだ中学生で…


今日、たっくんに抱いて欲しいと言いに来た。



こういう状況で、『抱いてやんなよ、1回くらい』…なんて言える彼女っているのかな?


きっと、恵さんなら言いそうだよね。





抱くわけがないと思っていても、心の片隅でメラメラと燃え盛る炎…




一生続くの?


たっくんがかっこいいから、彼女の私は一生こんな想いをしなければいけないの?


かっこいい彼氏を持った私は、それを背負う宿命?




また眠れない夜が来る。


また直に救われる。
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