胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
あの日のことを思い出すと、後悔ばかり。
俺は、寝転がりながら目を細めてクローバーを撫でた。
夕焼けはもう終わろうとしていた。
空が二色に分かれていた。
それは、すれ違ってしまった俺とゆかりのようだった。
美しいオレンジと
夜に飲み込まれそうなグレー。
俺、今晩はここで寝ることになるのかな。
すっげ~、今…先生に会いたい気分になってきた。
ケータイがあれば、真っ先に電話してんのによぉ。
俺は、すっかり暗くなった空を眺めていた。