胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~

「付き合いたいです……私まだ、誰とも付き合ったことないんで…」


ブランコに揺られながら、夜空を見上げるさくら。


私は、中学で龍と付き合って…まだ何もわかんないくらい子供だった。



初めてのキスも


初めてのエッチも


今から思えば、まだまだ早かったんだと思う。



さくらはゆっくりと大人になってほしい。




「実は……庸介とキスしちゃったんです……」



え…!?

私、ブランコから落ちそうになった。


ブランコを足で急いで止めた。




「ちょ…っとぉ!!!!なんで?え?どこで?庸介いじわるなのに、キスしてきたの?」



夜空を見上げたままブランコに揺られるさくらのブランコの鎖を掴んだ。



「怒らないでくださいね……私から…しちゃったんです。」



月の中のうさぎが嬉しそうにぴょんぴょん跳ねた。
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