胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~


たっくんがタバコを吸いに屋上へ行った。


お父さんが教えてくれた…




たっくんが言ってくれたこと。



「最後に言った言葉は、まだお前には教えられんなぁ。いつか、その時が来たら話してあげるから…」



お父さんはニヤっと微笑んで、水を飲む。


先生と直のおかげ。


たっくんの誕生日に間に合った。




そして…


かわいいかわいい妹…まあちゃんが


今向かってるのは私の部屋。



『いいから、お姉ちゃんはたっくんの傍にいなきゃ!』


まあちゃんは、


たっくんへの誕生日プレゼントを


取りに…



帰ってくれたんだ。




優しい高校1年生の彼氏が自転車で迎えに来てくれて…



『今日、渡さないとダメだって!!』


そんなまあちゃんの愛に感謝。




気を遣ったお母さんが、直と先生に晩御飯をご馳走しに行った。


なぜか私はお父さんと2人・・・




「あんないい彼氏、いないぞ!ゆかり、大事にしなさい。」



お父さんが私の頭を撫でてくれた。


何年ぶりだろう…




涙はお父さんのベッドのシーツに染み込んでゆく。




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