胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
翌朝・・・目覚めた俺が手にした携帯には、恵からの着信が10回以上も・・・
夜中3時を最後に、着信はない。
・・・その着信の中に1件だけあったゆかりからの着信を見つめる。
しっかりしろ・・・卓弥!
ゆかりだけ大事にすればいい。
気にするな。
どうせ、いつもの気まぐれだ・・・
ちょっと、寂しいからとすぐ電話してくるのは昔から知ってるだろ・・・
考えた。
先生なら、どうする?・・・って。
こんな時、先生ならどう対処するんだ?
俺は、恵を心配してしまう自分が憎かった。
一人でいると、気になって仕方がなかった・・・
俺は、ゆかりの家へバイクを走らせた。
どんよりした天気。
遥か遠くの空が、真っ黒く見える。
雨雲が近づいてきているのがわかる。
俺は・・・ゆかりが好きだ。
ゆかりのことを第一に考えていればいい。
先生・・・
それでいいんだよな?