★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
一気にきなこアイスを平らげたけど、相変わらず美味しいなぁ!
濃厚なアイスに香ばしいきなこが、溶け合って…もうホッペが落ちそ♪
「えみちゃんって、本当に美味しそうに食べるね。
その声のする方をみると、なんと…
しゃがんで、テーブルの上に腕を置いてあごをついて私を上目遣いで見上げる高原さんが!!
や、やばい。そのキラキラした上目遣い…かっこよ過ぎます…。
ってか、ずっと食べるの見られてたって事ですかぁ!?
「だろ~?えみが食べてんのみると、こっちまで笑顔になれんだよ。」
お客さんも私達だけになって、テーブルに腰掛けてお茶を飲んでる拓さんが笑いながら言う。
嬉しいんだけど、何か私が食べるの大好きみたいじゃん!…まぁ好きだけど。
「私はえみの笑顔好きなんですよね♪
食べてる時も好きだけど♪」
頬杖をつきながら、鈴まで。
何か照れくさいなぁ。容姿で褒められたわけじゃないけど、すごく嬉しい。
そして次の瞬間、私は失神しかけた。
だって…だって…
「俺もえみちゃんの笑顔好きだなぁ。」