夢の続き~天国へのloveletter~(実話)
『麗奈の大好きなチョコレート買ってあげるから機嫌直してよぉ』



私達はやっとあのセダンに乗った奴らを断り逃げるように近くのコンビニに入った


『通るだけって言ったやん!!ったく里沙は…!連れていかれて襲われたら取り返しつかないし大体男らは体目当てに過ぎないんだからね』


『ごめんなさい。話してて楽しかったから…』


里沙はあのセダンの助手席にいた奴を気にっているように長年友達やってていたすぐに分かった


『でもあの2人かっこよかったよね』


『へぇ〜〜』


私は無関心に返事をし、コンビニに並べてあるファッション雑誌に夢中だった


『よっ!また会ったね』


コンビニでもナンパかよと思い振り向くとさっきのセダンの2人組が里沙と楽しそうに話していた

里沙の奴…全く反省してないし


私は知らないふりして雑誌に目をやった


『あんたこんな短いスカートじゃ痴漢されるよ』


何よ−−−−−!!!コイツ!!!


麗奈に話し掛けてきたのは運転席にいた男だった


髪は金髪


沢山のピヤス


腕には沢山の根性焼き


変な柄のジャージ


最低…


『馴れ馴れしく話し掛けないでくれますか!!』


麗奈の身長より20㎝は高くガッチリした体格の男をおもいっきり睨んだ


『喋れるやん!怒った顔も可愛いいね』


さすがナンパ慣れしてる

コイツらホントに最低だ



これが



卓也との初めての出会いだった





全くタイプじゃなかったのに…



今では最高の人だったと思えるなんて不思議だよね





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