永遠の眠り
「ねぇ~、ドル~何ボーってしてるの?」
レミは俺の顔を覗きこみ、俺に問いかけた。
「何でもないよ」
俺は顔をそらした。
「そう………今日も持ってきたよ」
悲しそうな顔をした後、笑顔で言った。
「ありがとう」

レミが持ってきたのは鶏肉のレバーだ。レミは毎日持ってきる。俺が飢え死にしないようにって、レミの気持ちはわかるが、俺は人の生き血が欲しいんだ。
「外はいい天気なのに、ドルは外に出れないんだね」
レミはテーブル座りに言った。
「いいんだ」

「よくないよ、ドルといろんなとこ行きたいもん」
レミはテーブルから飛び降り真面目な顔をして言った。
「夜なら大丈夫だよ」
そんなレミを見て、そう言った。
「本当!?」
うれしそうな顔をしてレミは言った。
「じゃぁ、じゃぁ今日行こうね、夜またくるからね」
レミはそういい出ていった。
< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop