1Rの彼女
7.room
いつも、俺のそばには結子さんがいる。


朝起きて、「おはよう~。」って眠い目をこすりながら言って。

ゴハンが待ちきれなくて、キッチンに覗きに来る。
「まだ~?」って言って、子犬みたいにじゃれてくる。

買い物も一緒に行って。
食材を選ぶのは結子さん。一人で先に行っちゃうから、俺はいつも結子さんの後を追いかける。



いつのまにか、この生活が当たり前だと思うようになった。


気付けば俺の頭ん中は、いつも結子さんのことを考えてる。
結子さん中心の毎日。



結子さんとの生活が、このまま続くと思っていた。


こんな毎日に、終わりがくるなんて考えてもいなかった。




あの日、俺があんなことしなければ…。


もっと一緒にいれたのかな……?






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