1Rの彼女
こんな気持ちのまま、結子さんと一緒に暮らせない。
元のような関係には戻れないだろうが、謝りたい。

結子さんにしてしまったこと。
結子さんにあんな顔をさせてしまったこと。



スーパーに寄る。
お詫びじゃないけど、今日は結子さんの好きな物を作ろう。



玄関の前。
この扉を開ければ、結子さんがいる。

深呼吸をする。

ドアノブに手をかけ、ゆっくりと扉を開ける。




暗闇が広がる。

電気が点いていない…。
結子さん居ないのか?
話があるって、急遽バイトが入って夜はいないってこと?



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