なくした記憶
「ふふふっ失恋でもしちゃったのかな?」

鋭いカンだ

「いいお話してあげようかっていっても私の話」

自分の話をいい話って言ったよこの人

「お母さんとお父さんの出会いはあなたと同じ高校生のときだったわ、
お母さんは高校一年生、お父さんは高校三年生だったの、お父さんったら入学そうそうお母さんに告白して来たのよ、お母さんもその姿に一目ぼれして
付き合うことになったの、でも学年違うじゃない?だから私、その高校、退学したの、それで小さなアパート借りて同棲したの。」

ええええええええぇええ
なんだそれ
話がいきなり過ぎないか?

「お婆ちゃん達は反対しなかたの?」

「…私、小さい頃にちょっとあってね、いないのよ」

「あっごめん、会った事なかったから」

「ふふふっ、いいのよ別に、ずっと前の事だもの」

「それで?」

「それで、子供を産んだわ、…二人」

二人?
私は確か一人っ子のはず
「そう、あなたは姉妹、しかも双子の妹なのよ」






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