危険な同居人!?
まぁ場所知ってるしいっか。
てか喉渇いた。

「俺飲み物買ってくるけど
何がいい?」
「・・・私は大丈夫です」
「何がいい~?」

男には甘えとけっつーの。

「じゃあ・・・
オレンジジュースで・・・」
「ぷっ」

俺は思い切りふき出してしまった。
いかにも大人しそうで
大人っぽそうなのに。
オレンジジュースってガキか。

「な・・・なんですかっ!?」
「いや?可愛いとこも
あるんだねぇ」
笑いながら頭を撫でてやると
少し顔を赤らめた。

不覚にもドキッとした。
綾乃のときよりも強く。

「じゃ行って来る。
大人しく待ってろよ?」
「・・・はい」

俺は走ってジュース
を買いに行った。

5分も立たないうちに
帰って来ると・・・

「ちょっとこの子可愛くね?」
「俺も思った~!ねぇねぇ
俺らと遊ばない?」

「・・・いやです」

男の独特な低い声の中に
1人きれいなソプラノが混じる。
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