‡不思議な彼は雨男

でもやっぱり傘は無くなっているわけで。

私は「もしかしたらいるかも‥」と期待しながら帰り道を歩いていた。


昨日彼がいた場所を見渡す。



…いない。

ホントに私の傘は返してくれるのかな?

そういえば名前も聞いてない。


‥ほんと私ってどっかぬけてるなぁ。



結局、その日彼に会うことはなかった。
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