ハツカレ ノ カオリ


―ドンッ


その時急に誰かが
私の後ろからぶつかった。



「あ、ごめんね。」



声のする方を見ると、
あんまり見たことのない男の子。



「う…ん。」



何気に背も高くて
顔立ちもハッキリして
目のおっきな男子。




何気にイケメン…。




思わず見とれていると
その男子は由香に話しかける。



「ねぇ宮田しらない?」



なぉが宮田君の名前に反応する。



「知らない。
さっきまで、ゴハン食べてたんだけどね。」



由香が答える。



「あ…。」



なぉが廊下の方をみて顔を赤くした。



「おぉ高島~。
どうした?」



宮田君だ。



「宮田、政経の教科書貸して?」



「忘れ物かょ。
たかいよ~。」



そう言って教科書を取りに行くのに私達の横を通る時
私達をを見てニコッとして



「おぅ。」



つられて私達もニコッ。

一瞬宮田君となぉが目を合せてお互いに微笑む姿が
すごくいぃ感じで

私と由香も更にニンマリ。




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