ハツカレ ノ カオリ
記念日


いつもと変わらない下校風景。

部活に行く子が急いで出て行ったり、友達同士てどこへ行こうか話してる子達。


昇降口の外は真冬の渇いた風が吹抜けて、たまに中まで入って来て頬をかすめて行く空気は冷たい。



でも、部活に行くなぉ達と別れて高島君を待つ私の心は、ポカポカで気分はまるで春だった。



久しぶりの一緒の下校。


何より待ちに待った記念日に一緒に帰れる。


少しでもデートが出来る。


それだけで、心がウキウキしちゃう。



そして高島君も昇降口に降りて来て、私を見つけて微笑む。



そんな高島君の姿を見たら、自然と100%の笑顔でほころんじゃう。






< 211 / 254 >

この作品をシェア

pagetop