アンバランスな恋心
「どうしようかな?」

ココさんが
意地悪そうに首をかしげた

「あと洋服一着、買わない?
私がお金を出すわ」

「口止め料ですか?」

「一人はつらいの…
光ちゃんから
確かに証をもらったわけではない
光ちゃんから離れていったから
怖いの
寂しいのは嫌なの
嫌いなの

一人は耐えられない

ごめんなさい
精神病院に行ったほうが
いいのはわかってるけれど

通う勇気もなくて
弱気な大人でごめんなさいね」

私は笑顔を見せた

「明日には帰っちゃうんでしょ?」

「はい…大学の授業がありますから」

「残念ね」

「光汰なら毎週通ってくれますよ」
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