アンバランスな気持ち
僕は携帯を握った



わかってる

いけないとわかってる


これ以上
踏み込んではいけない


真琴のためにもならないし
僕のためにもならない


またお互いに
苦しい思いをして

別れる日がやってくると




わかってる
理解してる


納得してる


でも



でも
今の真琴を
放っておけない



僕は
携帯を耳にあてた
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