アンバランスな気持ち
「光汰が予約係ね」

「は?」

学食で昼を食べている僕に
ココが肩を叩いてきた

ココの横にいる友人たちも
笑顔で
僕を見ていた

「夏の旅行だよ

ペンションがいいって
今のところの意見

あとは…涼しくて
遊べるところがいいよね」

「松川の車が一台確保
できるとして

他の男子で車を持ってるのにも
声をかけようか」

「あ、格好良い男じゃなきゃ
駄目だよ」

ココとココの女友達が
ぽんぽんと
会話を進めていった


僕はココたちの旅行の
アッシーに任命されたらしい

栄誉ある仕事だ




僕はココを見る

ココは笑顔で肩をすくめた
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