【完】††Rising††
「控室でいちゃつくたぁ、いいご身分だな、ガキ。」
この低音は…
「な、んすか?礼治のストーカーさん?」
案の定…雅一、だ。
「ムカつくガキだな。」
「それはどうも。」
俺は腹が立ちその場を去ろうと美恵の手を掴む。
「まぁ、待てよ?」
雅一はそんな俺の肩を掴み無理矢理元の場所に座らせた。
「なんだよ!しつこいなぁっ」
「随分強気だな。…まぁ、何秒後かは、歪んだ顔が見れるだろうがな。」
ニヤリと笑った雅一に嫌悪感を抱く。
何をたくらんでるんだ?