【完】††Rising††
「あ、突然ごめんね。私はこういう者です。」



おじさんが優しく笑い名刺を取り出す。



「日和田プロダクション、営業課部長、田鍋吉彦…さん?」



ヒワプロって言えば、有名なバンドやアーティスト、俳優なんかも所属している。



「実は、SUGAR BEATの前座とアマチュアフェスタ、今日の演奏も見させてもらってね。」



田鍋さん、とかいうこの人はスカウトマン?らしい。



もしかして、暁の音楽を認めてくれた?



そんな風に嬉しくなる俺に放たれた田鍋さんの言葉。
< 230 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop