【完】††Rising††
再びうっすら目を開く。



すると目の前に吊り革を握って立っている女子生徒。



佐々原 美恵だ。



今日はマキシマム・ザ・ホルモンか…。



佐々原の耳のヘッドフォンから流れる爆音に耳を傾けながら



頭の中で解析を始めた。



そして俺の中には



ドラム中心の音が広がる。



小さい頃からドラムをしてきた俺は



どんな歌もドラム中心の音楽として捕らえる。



そして勝手に頭の中で楽譜が形成されていく。
< 4 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop