イケメン☆パーティー
秋山さんのあとについて階段脇のスペースに移動した。
壁が目隠しになって通路からは見えない場所に来ると、秋山さんはあたしに向き直って聞いてきた。
「舜は俺のこと、何て言ってた?」
「えっ……」
正直に、いろんな子と寝たらしいって聞きました、なんて言えないし……
あたしが困ってると、秋山さんは苦笑して自嘲気味に言った。
「手が早いとか、そういうことだろ?」
秋山さん、お見通しなんだね……
事実、なのかな?
あたしはうまくごまかすことができず、しかたなく頷いた。
そんなあたしを見て、秋山さんは軽くため息をついた。