イケメン☆パーティー

午後、約束通り、秋山さんは車であたしを家まで送ってくれた。

あたしの住むワンルームマンションの前で別れ際にキスして、秋山さんは去って行った。



あたしは部屋に入って着替えると、昨夜からずっと切ってあったケータイの電源を入れた。

思ってた通り、舜からの着信とメールがたくさん入っていた。


どうしよう……


秋山さんと恋人同士のような週末を過ごしておきながらも、あたしは舜のことも気になっていた。


『かりん、可愛すぎ』

『かりん、俺もう我慢できない。
おまえ、無防備過ぎなんだよ……』

『そんな声聞かされたら、もう俺とまんねえ』


しかし、考えても結論は出ず、あたしはそのまままたケータイの電源を切った。


明日、考えよう……




< 39 / 381 >

この作品をシェア

pagetop