好きって言いたい~③人のStory~
「あれ?電車で助けてくれた事ありますよね?」




彼女が不思議そうに俺に問いかける。




思わずドキっとしてしまう。




覚えてたんだ・・・・




「あっうん。俺、K学院の白石。




君は?」





「あっあの時はありがとうございました。




あたし、片倉 翠です。




ほんとにありがとうございました。」




彼女はそう自己紹介して他の席に注文を取りに




行ってしまう。




「片倉・・・・翠・・・・」




俺の心にこの名前がインプットされた。





その間も平太はケーキに夢中だった。
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