俺様王子の秘めゴト
「物好きもいるもんだね。」

呆れながら言う。


「そりゃぁ格好いいもん!!」


真顔で言う茜。


格好いい…か…。


英にぃも玖城先輩も本性は最悪よ?


てか茜がこんなに言うの…珍しくないか?



「何?茜もあの人好きなの?!」



気になって単刀直入に聞いてみる。



そしたらとんでもない解答が返ってきた。


「好きって言うか…私は新庄派閥だから…。」


な…なんじゃそりゃ。


派閥?


いつの間にそんなのが…。


「…ん?ちょいまて。新庄派閥があるって事は…」


「当然、玖城先輩や真波先輩のも。」


…ですよね。


「更に言うと玖城先輩派閥は通称『皇帝倶楽部』、真波先輩派閥は『王子ファンクラブ』、で新庄派閥ば『新庄先生派』となります。」


なんか…英にぃのとこだけそのまんまのような…。



ま、いいや。それよりも玖城先輩。


皇帝って…。


「因みに、あんたがつい最近まで持ってたゴールドバッチ。あれ、皇帝倶楽部の連中にemperor limitって呼ばれてた代物だから。」


…はぁ?


なにそれ。


「ちょっちょっとまってよ茜。エンペラーリミットって…」


皇帝限定って意味じゃん。


「そう、しなくていい怪我を華南はおったことになる。」


しなくて良い怪我………。


ガクッと力が抜けた。


皇帝限定。


つまり。


私は先輩の特別と思われていた訳だ。


「ははははは…。」


乾いた笑いがこぼれる。

ばかばかしいにも程がある。
< 91 / 91 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

俺様のお姫様
稀樹/著

総文字数/33,404

恋愛(その他)48ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
恋って何ですか? 恋愛って何ですか? 初恋もまだだった私が初めて恋した相手は学校一の人気者。 「君ってすごいね。」 凄い? なにが? 私は普通の女子高生ですよ。 そう…普通の…ね。 俺が可愛くて一目ぼれした彼女は少し変わった女の子でした。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop