NO・チョコバレンタイン

うつむきながら、小さな声で言った。


その言葉で自分がにやけたのが分かった。


俺は静華を強く抱きしめて、耳元で、



「大好き。」


と囁いた。静華は耳まで真っ赤だったけど、すごく嬉しそうだった。


チョコはもらえなかったけど、それ以上のものをもらった、俺の



   NO・チョコバレンタイン!!



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