NO・チョコバレンタイン
静華は長い黒髪をなびかせながら俺を見上げてしゃべる。


その姿に俺は毎日ドキドキさせられる。


「…ねぇ!」


「はぇ?」


突然呼ばれて俺はマヌケな声を出してしまった。


「どうなの?」


「は?え、あ…」


ヤッベ。全然話聞いてなかった…。


でも今から聞くとか無理だし…。
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