【続】不良star(完結)
NO.4 大好き

・一番星







あれから、3日。

ほとんど何も口にせず、

出来るだけ陽にも会わないように

努めた。



陽に会うと、心配をかけちゃうから・・・



「おはよう・・・・。」



「・・・・・。」



「・・・・・。」





当然、今まで友達なんていなかった私に

突然それが出来る訳もなく、

学校ではずっと一人で過ごしていた。




「邪魔ぁ~

 どきなさいよっ!!

 竜さんに捨てられたこのクソ女!!!!」




・・・・・それどころか、

髪の毛を掴まれて、

こうして

苛められたりする事もある。。。



でも、誰ひとりとして

私を助けようなんてしない。


皆、私が嫌いだから・・・・・

必要無いから・・・・






「竜・・・・・」



思わず口にしてしまった言葉に

髪の毛を掴んでいた女の力が

強まる。。。



< 119 / 137 >

この作品をシェア

pagetop