DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
病院で乙羽が
検査を受けてる間
飯岡はずっと
喫煙室で煙草を
吸っていた
全ての検査を終え
乙羽が診察室前の
長椅子に座っていると
カルテを手にした医師が
乙羽の元にやって来る
「森園 乙羽サン?」
「...ハイ」
医師は少し
言いづらそうに
こめかみをかきながら
声を低く小さく絞る
「ぁの...
性的な...
暴行とか...
受けてませんか?」
ぇ...
凍りつく乙羽
医師の顔をまともに
見る事ができない
瞳を揺らし
明らかに動揺する乙羽に
医師は
「女性医師や
看護師の方が
話しやすいかな...?」
そう言い医師は
辺りを見渡し
看護師の姿を捜す
「...どうして」
「ぇ?」
「どうして...
そう..思うんですか?」
医師が何故そう思うのか
恐る恐る聞き返す乙羽
医師は喫煙室で
煙草を吸ってる飯岡に
視線を向け
「あちらは...
お連れの方ですか?
ご一緒に説明を...」
「ぁの人は...
関係ありません...
説明なら...
あたし一人で...」
説明の席へ飯岡の同席を
頑なに拒否する乙羽
「そう..ですか...
では、こちらへ」
医師は少し
怪訝な表情を見せながらも
乙羽を診察室へ通す