ツンツンデレ彼女



「で、お前何しに来たねん。俺のこと嫌いなくせに」



ちゃんと視界には入れず後ろを振り向く俺はすごく約束を守る良い男やと思う。



「勘違いしないで下さい。変態の上に自意識過剰なんてだいぶ痛いですよ、先生。私はただ単にいつも昼休みはここで過ごしているんで今日もここに来ただけです」



俺は自意識過剰ちゃうわ!人よりちょっと自信家なだけやし……。



でもこれ以上何か言い返したら100倍にして言葉を返されそうやから辞めとこ………。



「早くどこかに行って下さい。目障りです。卑猥なものを見ながら貴重な昼休みを過ごすなんて学生時代の汚点です」



何も言わんでも100倍に値する言葉がきました。



「何なん?自分。何でそんな俺のこと嫌うん?そこまで嫌われたらさすがに俺かて傷付くわ」



本音だ。彼女が自分をここまで嫌う理由がわからない。



今までこんなにも女から嫌われたことなんてなかったから結構内心落ち込んでたりする俺。



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