ツンツンデレ彼女



「あれぇ?森田さん、中桐先生に何か用ありー?」



西田は、森田に気付くと女特有の嫌らしさを醸し出し森田を邪魔物扱い。



女ってこういうとこ恐ぇ。



「いえ、何でもないです。失礼致します」



無表情でそう答えると立ち去る森田。



「…………お前今のちょっときついんちゃう?」



「えぇ〜そんなことないよ〜」



今の俺はべったりくっつく西田を可愛いだなんて一欠けらも思えなかった。



寧ろ………。



「ていうか先生〜森田さんって校長の娘だからっていばりすぎで私嫌いなんですよぉ」



まぁ……いばってることは否定出来んな。



「クラスの皆も嫌ってますしぃ」



やけどそれがどないしたねん。



俺に言うてこいつは何がしたいねんな。



「一々そんなん俺に言うことちゃうやろ」



無意識に俺は自分でもびっくりする程キレていた。



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