黒板とノートと三角定規
やりきれない思いで2階の部屋へ駆け上がる。





どうして・・



私だけそんな態度なんだろうか・・?




考えても考えても思い浮かばなくて・・







あの日、義理父が来て3年後。


桜満開の下

幸せそうに寄り添うように写した4人の写真。


妹がまだ、赤ちゃんだった頃の

写真が机の上に無邪気にこちらをみて微笑んでる姿が




妬ましかった・・・





あの日に帰れたら・・・









そんな淡い夢を抱きながらいつしか



泥の眠りに誘われていたんだ。





< 26 / 64 >

この作品をシェア

pagetop