一途なカノジョ。
別れ
俺は春嘉が
ひどく嫌になった

『別れよ』

これが3ヶ月記念日に
言った俺の言葉

後からこの言葉の
重みがわかった


 
春嘉はやっぱ泣いた

『嫌だ』
と何回も何回も
泣きながら俺に言ってきた

俺は女と遊んだ事を
春嘉に言った

でもお前はそんなの
どうでもいいと言った

ただただ『別れたくない』
それだけやった
 


『俺はお前が
すぐすねたりすんのが嫌なんや。』


『すねたりせぇへん』


『もう好きやない』


『なんでなん?
ゥチは好き』


『もう無理や』


『もう守ってくれへんの?
最初に言ってくれた言葉
嘘なん?』


 
嘘やない

俺は守ってく
そう約束したんや

俺は約束も守れん男

そんなんになりたくなんかない





『ごめん
そうやな。約束した。
俺が悪かったんや
女と遊んだりしてごめんな

遅くなってしもうたけど
3ヶ月記念日おめでとう。
これからも頑張ってこな』


お前が笑顔になってくのが
分かる

俺が優しい言葉を言えば
お前は笑顔になる




俺はお前の笑顔
守ってかなあかんな
< 11 / 16 >

この作品をシェア

pagetop