臆病な生徒会長



いつもならグラウンドのほうから部活動生達の声が聞こえてくる時間だけど、卒業式まじかだからか静かだった。






「織先輩・・・。」




しばらく黙っていた瑠斗が急に口を開いた。





「なあに?」




「織先輩と悠先輩・・・付き合っ・・・て・・・るんですよ・・・ね?」






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