臆病な生徒会長
「ねえ、悠。
なんで雷先輩あんな嫌がってんの?」
「んぁ?ああ、新しいのが来たら、
生徒会のやつしか使えない場所に
女連れ込めないからだろ?」
・・・・雷先輩。
勝手に生徒会室とか使ってたんだ。
そういえばたまに、
女物の香水のにおいがしてたな~・・・。
って!
そこで気づけよ自分!!
「お二人とも新しい役員が決まっても、
いつでも来ていいですよ?
私たち大歓迎で迎えますから!!
ネ?悠?」
「おう!
新菜先輩、いつでも来てくださいよ。
雷先輩は来なくていいですから。」
ゆ、悠!?
「お前のそのひねくれた性格、
俺は好きだぜ?」
「だから、俺は先輩な・ん・か・に、
好かれたくなんかありません。」
「ほほ~。
俺にそんな口きいていいのかな~?
この前までは素直に俺にいろいろ話してくれたじゃね~か。
保健室で♪」
保健室?何を話してたんだろ?
「ゲ!!絶対いうなよそれ!!?」
「どうしよっかな~?」
「てっめ~!!」
喧嘩するほど仲がいいっていうけど、
これはどっちなんだろう??
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