社会人と女子高生2

希望の雫

翌日早朝。


浅賀さんの声で、目が覚めた。


「…おはよう、由香里。」


「…おはよう、浅賀さん…。」


ふっ、と周りを見渡す。


見慣れない景色で、浅賀さんの実家にいるんだと実感した。


昨夜は、浅賀さんが昔使っていた部屋で、浅賀さんと一緒に寝た。


一応誤解のないように言っとくけど、添い寝だよっ!


と、とにかく…。


出る準備をしなきゃ。


身だしなみを整えようと、部屋から出ようとした時、浅賀さんに呼びとめられた。


「まだ帰る準備しなくて大丈夫だから。」


「そうなの?今からマンションに帰るんじゃないの?」
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