緑の木の下で
序章 迷い込む?
ある昼下がり、俺青原海は、幼なじみの木下優菜を呼び出した。
「優菜、おせーなぁ。」
ゴッ
「いってぇ~。てめェ…何すんだ、このバカ!!」
「はぁ!?待たせたくせに何言ってんの!!」
「わりぃ。」
「あんた、遅すぎっ!!このノロマ!!」
「てめェ、人が素直に謝ってやったって言うのに。」
「ふっ、悔しいか。このヘッポコ男!!」
「てめェは口が悪ぃんだよ!!」
「うっさいなぁ!!大きなお世話!!で、用は。」
「あ、そうそう、あのな。」
俺と優菜は友達だ、読者よ、誤解するな。
「…ていうわけ。」
「ふーん、だから何!!あんた何が言いたい!!」
「いや~、それは…。」
スタスタスタ
「って、おい!!!」
「何、まだ用あるの?」
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