走り出せ、コスモス*
「ふふ」
先生の手が首に触れる
ビクッとするけど
両手がふさがってて何もできない
「うぅ…」
先生の手で上を向かされて、きつい体制でキスした
「からーい」
「ふふ、ごめん」
さっき先生にあげた辛さが、こんな風に回ってくるなんて。
「洗い物終わらないじゃん…」
「うん、沙枝ちゃん大すきだよ~」
もぉ…
何とか洗い物を終わらせて
タオルで手を拭いた
先生が離れるときすっと寒くなって
なんだか寂しくて
どいてよって言ったの自分なのに自己中だよね
またすぐ触れたかった
「さて、昼めしも終わったし
のんびりしよっか~?」
「いや!マリカでしょ!」
「…だよね~‥」