綴る詩たち

『耳』

『耳』

耳元で聞こえる

貴方の 呼吸

耳元で聞こえる

貴方の 声


耳たぶに
そっと触れる

貴方の 指が

好きだった

貴方の吐息
貴方の歌声
貴方の感覚

耳が…
全て 覚えてる


気が付けば

ピアスの穴が

塞がっていた
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