バレちゃダメ!!*kissに隠された秘密*
「確か…1班男子2人女子2人だったよね?」


「うん…男子どうする?」


くじ引きで女子と男子を組み合わせてくれたらいいのに、先生は適当に作れって。


問題起こらないかなぁ?


「鈴音!倉田さん!」


あ…啓くん!


「一緒の班がいんだけど…いい?」


「い「いいよ♪」


あたしの返事は翠ちゃんの声にかきけされた。


翠ちゃんってば…。


テンション高いなぁ♪


さすが行事好きの翠ちゃん。


「啓くん、もう1人は?」


よく見ると啓くんしかいない。


「いや…まだ相方決まってなくてさ…。他の女子だと面倒だし、やっぱりここは鈴音と倉田さんかなって思って先に来た。」


面倒かぁ。


あの時…


映画の話を止めに言ってくれた時も無理してたんだろうなぁ…。


「ありがとう、啓くん。」


あたしは小声で言った。


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