−切恋−

そんなある日

「新美悠ちゃんだよね?」

ある男が私のまえに

立ち尽くす

男は瞳孔がひらき

虚ろな目で

こちらの顔を伺う。



「…そうだけど」


「いくらほしいの??」

なんだ。

と思いつつも

何か危ない気がして

今日は遊びを断った

メルアドを交換すると

男はそっけない顔をして

私のまえから 立ち去った。
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