魔王さま100分の2
王国で育った自分とは、明らかに詰まっている中身が違う。
自分が下だとはさらさら思わないが、興味は沸いた。
それは好意ではなく、あくまで侵入者として知っておく必要があるからだ。
と、しておく。
「どうしました?」
険が抜けきった顔で訊ねるシルキス。
「なんでもありません、魔王さまの容態が気になりますので失礼」
アイオネは、素早くシルキスの横を抜け、自分の後ろに置いた。
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